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讃岐の太陽 編集後記 [讃岐の太陽]

親爺ぃは悩んでいた。

「讃岐の太陽」を書き始め、初稿では途中で行き詰まり、第二稿でもしっかり構想を練って書いていなかった。^^;

いや、麗子が居なくなり、第16話で前編終了ってとこまでは考えていた。

(そろそろ後編を考えないとなぁ・・・・)

(まったく思いつかないのだよなぁ・・・・)

そんな悩みを見透かされたようなコメントを、第8話のコメントでsinさんに書かれた。^^;

前編で終わってしまうとsinさんの言うとおり、「讃岐の月」になってしまう。

前編の麗子の「月」対して、後編の「太陽」にあたる人物が思いつかないのだ。

私は、不器用な人間で一つの事に集中してしまうと、他の事が出来なくなってしまう性格だ。

後編を考えていると、肝心なレイアウト製作にまったく身が入らなくなっていた。


第10話を投稿した朝、犬の散歩中もそのことを考えていた。

(青柳や塩谷の妻は登場してくるのに、主人公である瀬戸山の妻が登場していない)

(瀬戸山の妻をどうしよう・・・・)

(登場させるからには、美佐子より強烈なキャラを出さないと、読者は納得しないだろうな)

(それも太陽のような人でないといけないな)

(瀬戸山は熟女好きの設定だから、熟女を新しく登場させるか・・・・)

(麗子が居ない、「スナックつぼじり」に新しいママを登場させるか・・・・)

(坪尻駅の舞台設定では、他に女性を配置出来る場所はないしなぁ・・・・)

(熟女ねぇ・・・・)

(・・・・)

(・・・・)

(いた!!)

(初めから居たんだ!!)

(麗子だ!!)

(麗子を瀬戸山の妻にすればいいんだ!!)

(誰から見ても太陽である必要はないのだ)

急いで家に帰って、「讃岐の太陽」をじっくり読み直した。

(8話と10話だな。これを修正すればうまくいくな!)

親父ぃは、アップしてた8話を軽く修正、10話を一旦引っ込めた。

0時にアップしてから、引っ込めるまでに35人あまりに読まれてしまっていた。

11話を読まれたこの35人あまりの方々は違和感を感じるかも知れないが黙っていた。(^^ゞ

それより、修正したことにより、結末がバレやしないかのほうが心配だった。

話の流れを大きく変える修正ではないので、この作業はこっそり行われた。

構想が固まれば、製作に合わせて話を進めるなんてそもそも無理な話だ。

製作が追いついていかないのだ。

最善策は「讃岐の太陽」を書き上げてしまえば、呪縛から開放され製作に集中出来るとね。

呑気に週1更新なんてやらないで、1話が出来次第、順次毎日更新にしてしまいました。

こうしてなんとか書き上げましたが、やっつけ仕事感は残ってしまいました。


相手の見えないブログでは読者の反応がわかりません。

「面白い」と読んでくれているのか、「くだらねぇ~」と読んでくれているのか疑心暗鬼の中、nice!はとても励みになりました。ありがとうございました。

中でも、毎回のように「nice!」を頂いた、makimakiさんとtochiさん、ほんとうにありがとうございました。

この場をお借りして感謝を申し上げます。


また、鉄道模型の方からお越しいただいた皆様には、大変ご迷惑をお掛けいたしました。

次回より製作記事をアップして行きますので、引き続きご愛読よろしくお願い申し上げます。

製作は遅いので週1になるのか、月1になるのかは未定ですけどね。(^^ゞ

ご愛読ありがとうございました。


親爺ぃ




讃岐の太陽 最終話 [讃岐の太陽]

主を失った「スナックつぼじり」は解体され、跡地には駅開業に合わせて雑貨店を建てることが決まった。

工期の大幅な延長により、現場の宿舎に寝泊まりしていた者も、各自家から通うようになっていた。



とある町の郊外にひっそりと暮らす夫婦がいた。

妻は台所で夕飯の支度をしていた。

包丁で食材を切り刻むリズミカルな音。

鍋からはグツグツと煮込む音と共に湯気が立ち、美味しそうな匂いが部屋中に立ち込めていた。



「ただいま~」

「お帰りサブちゃん、今日は早かったわね?」

「資材待ちで、やること無いのでさっさと帰ってきちゃったよ。君の顔も早く見たかったしね」

「まあ、お上手だこと。お腹が空いてるだけじゃない?」

「ほんとうさ。引っ込み思案の君にあんなことまでさせちゃって、苦労を掛けてしまったからね」

 「いいのよ、W不倫の慰謝料に回せたし、これから先はあなたと静かにのんびり暮らせる生活があれば、私はそれだけで幸せよ」


 「しかし、あの時はどうなるか心配したけど、邪魔な佐々木を会社から追い出すことも出来たし、第3建設部長の内示をもらったよ」

「ほんと~!おめでとう~! お給料が上がれば、生活も楽になるわね?」

「お互い、着の身着のままで家から追い出された身だからね」

「青柳あたりが、いずれ第2の部長になるだろうな」

「そう」

「僕だけ部長っていうのも、気が引けるからね」


「そういえば、青柳さんは私の事、諦めたかしら?」

「それは心配いらんよ、僕が名文の手紙を書いておいたからね」

「ふざけた内容の手紙さ、君がその気がないことぐらい青柳だって分かるよ」

「自分で書いてる途中で可笑しくなっちゃって、文末のところによだれを垂らしちゃったけどね」

「汚いわね」

「しかし、青柳が君にあんなに夢中になるとはなぁ・・・・」

「女としては、悪い気はしなかったわよ」

「おいおい、君も少しは本気になっていたんじゃないのかい?」^^;

「あら?焼いてるの。私もまだまだ捨てたもんじゃないってことよ」

「君の化粧がうますぎるのさ」

「いろいろあったけど、終わってみれば、めでたしめでたしだったわね」

「君のお陰だよ」


「麗子、君は僕の太陽だよ!」



瀬戸山麗子(55) 瀬戸山三郎の10歳年上の妻。元「スナックつぼじり」のママでもあった。




台所の窓から射しこむ夕陽が、真っ白な割烹着姿の麗子を真っ赤に染めていた。


讃岐の太陽  完

<あとがき>
今回を持ちまして、「讃岐の太陽」は完結いたしました。
お付き合いして頂きありがとうございました。


タグ:鉄道模型

讃岐の太陽 第16話 [讃岐の太陽]

坪尻工事現場事務所に瀬戸山と小谷寺がいた。

そこにビッグニュースを伝える1枚のFAXが送られて来た。

瀬戸山がFAXを読むと、驚きの声を上げた。

「おやっさん、佐々木部長が自主退職されたそうですよ!!」\(◎o◎)/!

「ああ、知ってるよ」

小谷寺は事前に知っていたようであった。

「ど、どういうことですか?」

「まあ、落ち着け。今から説明してやるから」



「「スナックつぼじり」が閉店する何日か前に、私は店に顔を出し。」

「他に客が誰も居なくて、麗子さんと差しで飲んだんだ」

「麗子さん、どこか寂しげでなにか悩んでいるようだったな。」

「帰り際に、麗子さんは堪らなくなって私に泣きついてきて、こう言った」

「「佐々木部長に騙された。」とな」

「訳を聞くと、店の売り上げを全部佐々木くんに取られたと」

 「女1人で大金を持ってるのは危ないし、自分に預ければそれを何倍にも増やしてやるぞって言ったそうだ」

 「麗子さんは佐々木くんのお陰で店をやっていられるし、断りきれなくなって売上金を全部佐々木くんに預けた」

「佐々木くんはその金を、例のビットコインに交換して増やしてやろうとしたが・・・・」

「こないだ、それが破綻しただろう?」

「ビットコインなんて仮想通貨で実態もなにもあったもんじゃない」

 「佐々木くんは麗子さんのためを思ってやったこと、悪いのは自分ではなくビットコインを扱った取引所だから、文句があるならそっちに言えって開き直りおった」

「酷い話ですね」

「だがな?どうも話がうますぎると思って、犯罪ではあるが、塩谷くんに頼んで佐々木くんのネット銀行の口座をハッキングしてもらったのだよ」

「あったんだよ!ご丁寧に「スナックつぼじり」の口座がちゃんと別口座にしてあって、売上金もすべて残っていたんだよ」

「その口座の金は、元はと言えば麗子さんが稼いだ金だ」

「佐々木だって表に出せる金ではないことくらいは分っているだろう」

「全額引き出して、それを麗子さんに持たせて逃がしてやったのさ」

「昨日、下請けの黒板六郎さんは、麗子さんは月に向かって飛んで行ったと言っていましたがね?」

「あいつは「ホラ吹き六郎」で有名な奴だろう。そんな酔っぱらいの与太話を信じる奴なんていないよ!」

「そ、そうですよねぇ」^^;

「それで急に麗子さんは居なくなったんですね?」

「佐々木の奴、土下座してまで私や麗子さんを騙して、私腹を肥やそうとしていたんだよ」

「私はこの事を社長に内部告発してやった」

「ざまあみろですね!」

「君の名前でな?」

「私のって・・・・」(^^ゞ

「いつも穏やかなあの社長が激怒されたよ」

「懲戒免職にする話も出たが、情に厚い社長が佐々木に一回だけチャンスを与えた」

「懲戒免職にするか、自主退職にするか、ジャンケンで決めようってなったのだ」

「またジャンケンですか」(^^ゞ

「社長は佐々木部長のジャンケンの癖は知っていたのですか?」

「それは知らなかったようだが、佐々木のほうが社長が何を出すか気づいたみたいだ」

「佐々木は「チョキ」を出して勝ったんだよ」

「社長が「パー」を出すのをどうやって解ったのですか?」

「その時、社長は」









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「ハリネズミを手に乗せていたのだよ」

「しかも、両手に持っていたんですね!」

「そいうことだね」

 「もしかして、佐々木部長が居なくなったってことは、私たちが土下座をする相手が居なくなったってことですよね?」

「そうだな。これで工期を気にしないでのんびりじっくり作業が出来るってことだな」

「そうですね!やはりレイアウトは時間に追われて作るのでなく、楽しんで作るもんですよね?」

「出来あがってしまったら、意外と遊ばなくなってしまうから、楽しいのは作っている時だからな」

「はい!」


「あれ?おやっさん、この話の流れだと、もしかして「讃岐の太陽」って今回で最終話ってこと?」

「いや、あと1話あるよ」

「それだったら「讃岐の太陽」が終わる前に、教えて欲しいことがあるのですが?」

「なんだね?」

「おやっさんは坪尻駅に、どういう思い入れがあるのですか?」

「今言うのか?」

「最終話には、おやっさん出てきませんからね」

「ほんとだ!今言わないと言う時がなくなってしまうな」

「そういうことです」

「実はな、名前なんだよ」

「なんの?」

「「坪尻」という名前が好きなんだよ」


「私は「壺」と「尻」が好きなのさ!」


「え~~~~~~~~~っ!」\(◎o◎)/!


「16話も読者を引っ張っておいて、下ネタ落ちかい!」^^;

「悪いか?」

「このエロジジイが~~~~!」(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

「君だって好きだろう?」

「ええ、まあ・・・・」(*^_^*)

「どうせ暇こいてる読者が相手だよ、こんなもんでいいんだよ」

「いいわけないだろう~~!」(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

「そうかなぁ~、いい落ちだと思っていたんだがなぁ~」

「聞くんじゃなかった~~~」^^;


第16話  完

タグ:鉄道模型

讃岐の太陽 第15話 [讃岐の太陽]

2ヶ月後、大きな出来事があった。

あの日から、麗子の寂しげな姿を瀬戸山は何度か見ていた。

青柳は瀬戸山の忠告も聞かず、相変わらず麗子の元へしげしげと通っていた。

その「スナックつぼじり」が突然閉店し、麗子の姿が忽然と消えたのであった。



翌日、瀬戸山は下請け作業員の黒板六郎から妙な話を聞いた。

「課長さんね?おいら昨日の夜中に飲み過ぎて、ションベンしたくなって外便所に行ったんだ」

「便所の小窓から外を覗くと、空は雲ひとつなく、まん丸いお月様が輝いていたんだ」

「綺麗な夜だったなぁ~」

「ふと、「スナックつぼじり」の方を見ると、人間とも鳥ともつかない奇妙な生き物が立っていたんだ」

「おいら、呼び寄せようと声をかけてみた」

「ル~ルルルル、ル~ルルルル」ってな」

 「すると、その奇妙な生き物はビックリした顔で振り向いたのだが、慌てて月に向かって飛んで行ってしまったんだ」

「娘の蛍が一緒だったら、そばに呼び寄せられたんだがなぁ」

「課長さんね?月に照らされたあの顔は、麗子ママだっだぞ」

瀬戸山は半信半疑で、「ほんとかね?」と、言った。

「ほんとだって! おいらビックリしてションベンをズボンに引っ掛けちまったもん。ほれ?シミになってるだろう?」

「きったねぇな~、ズボンぐらい替えろよな」

「おいら、「夜目の六郎」って言われるくらい視力はいいんだ、真っ暗闇でも2km先の木に留まってるカラスが見えるからな。パンダなら5kmは楽勝。」

「はいはい、分かったから仕事場に戻れ」



土讃鉄道第2建設部設計2課室に青柳と島がいた。

「課長?」

「・・・・・」

「課長?」

「なんだよ、島君、聞こえてるよ」

「しっかりしてくださいよ?まるで魂を抜かれた抜け殻みたいですよ?」

「なんでも結構、俺はもう終わったよ。坪尻駅の図面なんてどうでもいいさ」

「そんなこと言わないで、お絵かき教室で腕が上がったのですから、ちゃんと図面書いてくださいね?」

「・・・・・・・」

「僕は現場に行ってきますから、後は頼みましたからね?」

「・・・・・・・・」

「あっ!忘れてた。課長宛てに手紙が受付に来てたそうです」

そう言って島は部屋から出て行った。

後に残された青柳は、手紙の差出人の文字を見た。

(白鳥?知らん名前だな・・・・)

封を開けると、麗子からの手紙が、青い便箋に黒いインクで書かれていた。


「勇介さん、あなたの前から突然姿を消してごめんなさい」


「あなたの私への想いは痛いほど分かっていました」


「でも、私はあなたとは一緒になれないのです」


「信じてはくれないかも知れないけど、私は地球人ではないのです」


「「おっぱい星人」なの」


「おっぱい星に住んでいる父が危篤との知らせを受け、急遽帰らなければならなくなりました」


「おっぱい星に地球人を連れて行くわけにはいかないので、1人で戻ります」


「おっぱい星は遠い星です、地球時間で片道50年掛ります」


「行って戻って来るまでには、勇介さんは亡くなっているでしょうね」


「もう2度と勇介さんに逢うことは叶わないでしょう」


「ありがとう。楽しかったわ。バイバイキ~ン。」

文末の「バイバイキ~ン」の文字が涙で滲んでいた。

青柳の手紙を読み終えた目に涙が溢れていた。

嗚咽をこらえた涙声で青柳は呟いた。


「僕だって、筋金入りの「おっぱい星人」だったのになぁ・・・」←意味が違うだろう(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

第15話  完


タグ:鉄道模型

讃岐の太陽 第14話 [讃岐の太陽]

「それより、お前はどうなんだ?」

「何が?」

「「スナック坪尻」の麗子さんにご執心らしいな」

「そのことか・・・・」

「美佐子さんを泣かせるようなことはするなよ?」

「ああ・・・・分かってはいるのだが・・・・」


「1度聞きたいと思っていたのだが、美佐子さんはお前の好みのタイプじゃなかったのに、なぜ結婚したんだ?」

「大学のとき、俺が腕相撲サークルに入っていたの知ってるよな?」

「ああ」

「美佐子は2年後輩のサークル仲間で、トレーニングしてると、熱い眼差しで俺をよく見ていた」

「美佐子は筋肉オタクでもあり筋肉フェチなんだ」

「今では俺も中年太りのただのおっさんだけど、当時はそりゃ~自分でも惚れ惚れする筋肉だった」

「美佐子はその筋肉に惚れて、猛烈にアタックしてきたんだ」

「俺は女性の筋肉よりは脂肪が好きだったので、何回も断ってはいたんだが・・・・」

 「ある日、トレーニング室で全日本学生腕相撲選手権に向けて、一人でトレーニングをしていた時に、美佐子が入ってきてこう言った」

「「あなたを諦めることは出来ない。あなたと一緒になれないなら生きていけない。」って、思い詰めた顔でな」

「モテ男はつらいねぇ?」

「茶化すなよ」

 「一度でいいから勝負して、あなたが勝ったら私は諦めるけど、私が勝ったら一緒になって?」「腕相撲では勝てないから公平なジャンケンで勝負して?」ってな」

「またジャンケンかよ」(^^ゞ

「俺はジャンケンには絶対の自信があった」

「生れてから一度もジャンケンでは負けたことがなかった、あの時以外は・・・・」

「タバコでも吸っていたんじゃないの~?」( 一一)

「吸うわけないだろう。俺は健康主義者だ」

「美佐子は俺が何を出すか解っていたんだ」

「美佐子は「パー」を出し、俺は「グー」で負けたよ」

「美佐子に嵌められた」










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「ちょうどダンベルを持っていて「グー」しか出せなかったのをな」

「持ってないほうの手でやれば良かったじゃないか?」









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「両手に持っていたんだよ」

「はは・・・・」(^^ゞ



数日後、瀬戸山は久々の休みを取り、現場の自転車置き場に帰って来たのは午前0時を過ぎていた。

(おや?またラッタッターが置いてあるぞ)

(青柳の奴、また来てるのか。いいかげんにしないとなぁ)

(1発ぶん殴って、目を覚まさせないといけない。)

新月の明かりで薄暗い山道を瀬戸山は下って行った。

「スナックつぼじり」に近づいたころ、店の前で男女が言い争っているのが微かに見えた。

瀬戸山は咄嗟に山道の谷側の窪地に身を隠し、様子を伺った。

話声は聞こえないが、男は背格好から青柳と女は麗子のようだ。

麗子が泣きながら青柳の足にすがりついて、何かを訴えているようだった。

(青柳の奴、なにやってんだ。ツケでも踏み倒すつもりか・・・・)

青柳はすがりつく麗子の手を半ば強引に振りほどくと、山道を駆け上がって来た。

瀬戸山は脅かそうと息を潜め身構えた。

だんだんと近づく、青柳。

木々の隙間から射し込む、月明かりに照らされた青柳の顔。

瀬戸山は、絶句した!


(佐々木部長だ!)\(◎o◎)/!


第14話  完

タグ:鉄道模型

讃岐の太陽 第13話 [讃岐の太陽]

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坪尻セクションの現場に、青柳が呼ばれた。

「瀬戸山、ここにきて追加工事かよ?」^^;

「ああ、それもかなり大規模だぞ」^^;

「おやっさん、何考えてんだ?」

「お前も善調査部長の報告HP見たろ?」

「見た、見た。作業道でも作れってでも言うのか?」

「そんな簡単な事じゃないんだ」

「導水トンネルを作るんだよ。それも2本もな」

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 「まず1本目の第1導水トンネルは、坪尻トンネル上の山と国道32号線の走ってる山の間を渓谷にして、トンネルは右に見える坪尻駅前の山を貫いて、土佐北川駅の下の湖に流れ込むようにするんだ」

 「土佐北川駅の湖は、第1建設部が川の表現が出来そうもないってことで、湖にしたけど、我々が川に作り変えるのさ」

「我々でもやったこと無いのに、川なんて出来るのか?」

「おやっさんの命令だ。やるっていったらやるしかないだろう」^^;

「問題はここだ」

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 「今のまま渓谷にするには幅が狭すぎるので、国道32号から一気に切れ落ちさせて幅を確保、急斜面は断崖絶壁にするそうだ」

「坪尻トンネルから土佐北川駅を結ぶ線路が走っているから、ここに鉄橋を作るそうだ」

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「洲津川橋梁か!」

「そうなんだが、施設課がせっかく敷いた線路はそのままでやってくれって言うのだよ」

「普通、こういう場合は鉄橋を設置してから線路を敷くよな?」

「普通はな。だがここの総括部長は普通じゃないから前代未聞のことをやらかす気なんだ」

「まして、ここの線路は曲がっているぞ?」

「それを承知でやるんだよ」

「建築課か?」

「いや、建築課は木造はやるけど鉄骨はやらないと逃げやがった」

「じゃあ、どこがやるんだ?」

「土木課しかいないだろう」(^^ゞ

「建設課を作っておけば良かったなぁ・・・・」(^^ゞ

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「2本目の第2導水トンネルは、土佐北川駅の湖から馬の背トンネル脇に抜けてるようだ」

「ネットで探しても画像は見つからなかったが、馬の背トンネルの右にかろうじて土留めの堰堤が見えるから、ここに出てきてると判断していいだろう」

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「このあたりだな」


「第2導水トンネルを出た川は、そのまま第3建設部受け持ちの山すそにそって流れて行かせるそうだ」

「土佐北のトンネルを出た線路と、坪尻・馬の背トンネルを出た線路も山すそを通すわけだろう?」

「その予定ではいるそうだ」

「それだと、3期駅は「小歩危駅」か?」

「それは第3建設部次第じゃないかな」

「おやっさんは?」

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「稜線にいる」

「まだ作る山は決まってないのか?」

「決まったよ」

「土佐北川駅が手前にきた時に、左から」

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立山連峰「剱岳」

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後立山連峰「鹿島槍ヶ岳」

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南アルプス・花の女王「千丈岳」

「この3つの山を繋げるそうだ」

「凄い山並みになりそうだね」

 「おやっさんが言うには、たったの15cm、現実の世界では22.5mの高さの山でも高いイメージがある山を作れば、見た目以上の高さを見るほうは感じるのではないかと言うのだ」

「山は低くても高さを出せるってことか」

「3000mクラスの山並み、自然なつながりのある川の流れ、それらがバランスよく配置されたレイアウトだ」

「完成するのが楽しみだな」

「ああ、しかしここまで工事を増やして間に合うかどうかだがな。電設課かがカギを握るかと思っていたが、土木課もキツいぞ」^^;

「瀬戸山?その電設課の塩谷くんなんだが、しばらく会社を休むって」

「なんだって?」

「こないだの課長会議の後、おまえとおやっさんの会話が原因らしい」

「どんな話だ?」

「ちょっと待て、コピペするから、え~と何話だったかな?これだな」

*******************
「こないだ、ゴミを収集場所に出しに行ったとき、近所の奥さん連中が井戸端会議をしていて、会話を小耳にはさんだのだがな」

主婦A「●●さんとこのだんなさんの●●●って、すごく●●●のですってよ」

主婦B「いいわねぇ~!羨ましい。うちのときたら●●い、●●い、●●●ない、の3拍子よ」

主婦A「へぇ~、そんな風に見えない旦那さんなのに、人は見かけじゃ分からないのねぇ」

主婦B「ほんと、見かけ倒しっていうのは、あの人のことを言うのよね」
*******************

「これがか?」

「塩谷くんの奥さんが主婦Bらしくて、恥ずかしくて会社に顔を出せないと言っていた」

「こんなことでかよ、俺なんかもよく言われるけど気にしないけどなぁ」

「お前と違って塩谷くんはナイーブな正確なんじゃなかな?」

「そんなことないだろう。確かおやっさんはあの時、こう言っていたぞ」

*******************
主婦A「(佐藤)さんとこのだんなさんの(手料理)って、すごく(美味い)のですってよ」

主婦B「いいわねぇ~!羨ましい。うちのときたら(まず)い、(おそ)い、(片付け)ない、の3拍子よ」

主婦A「へぇ~、そんな風に見えない旦那さんなのに、人は見かけじゃ分からないのねぇ」

主婦B「ほんと、見かけ倒しっていうのは、あの人のことを言うのよね」
*******************

「こんなこと言われたくらいで会社休む奴いるか?」

「そういう話だったのね」^^;

「俺なんて、卵ご飯だって作れないけどなぁ・・・・」^^;

「俺も」^^;

「「ちいさい」だの「ほそい」だの「とどかない」とか言ってるわけじゃないのにねぇ」

「今、言ってるし」^^;



第13話  完



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讃岐の太陽 第12話 [讃岐の太陽]

マメザクラ.jpg
PENTAX K-5Ⅱs+RICOH XR RIKENON 1:2.8 135mm
(豆桜 丹沢・大倉尾根にて)



多度津郊外の分譲住宅地にある電設2課長・塩谷の家。

休日にも関わらず仕事を家に持ち込んで塩谷は悩んでいた。

中継信号機.jpg

(どうやって点灯させればいいのだろう・・・・)

(チップLEDを3個直列にして2セット作り、極性反転させても真ん中がダブってしまうしな・・・・)

(真ん中はLEDを置かないで、左右の光漏れで光らすか・・・・)

(それだと明るさのバランスが悪そうだしなぁ・・・・)

(配線は支柱と支柱の中、梯子を配線に使って2本、計4本までは配線出来るけどな・・・・ぁ)

そこへ、塩谷の妻が買い物から帰ってきた。

塩谷晴子(34)讃岐大学理工学部電子工学科出身。世に言う「リケジョ」。純より2歳年上女房。旧姓・大保方(おおぼかた)。

「純くん、休みでもお仕事ご苦労さまですねぇ」

「ああ、工期が迫っていて焦っているんだよ。工期までに終わるかどうかは電設課に掛っているしね。」

「晴ちゃん、これ見てよ?」

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「まあ、ちっちゃ!純くんみたい」

「おい~~~。」(^^ゞ

(グサッときた。晴ちゃんは僕が気にしてる事を平気で口にする)

「どうやって点灯切り替えをすればいいか解んないだ。」

「どれどれ、晴子が助けてあげようかな?」

「ん~~~。どっちを点灯させても真ん中は常に点灯してるよねぇ?」

「ああ」

「だったらさ~、真ん中は常に点灯させておけばいいんじゃないの?」

「残りのLEDだけ点灯を切り替えれば問題ないじゃない?」

「あ~~~そうか!」


晴子の考えは、こうだ。

中継回路.jpg

「晴ちゃん、助かったよ。これで行けそうだよ」

「晴子は純くんが困っていたらいつでも助けてあげますよ」

「頼りにしてますよ。」


「問題解決したのだから、たまには外に散歩でも行ったら?」

「気乗りしないなぁ」

「こないださぁ、お隣の木村さんの奥さんがね?純くん休みでも家に閉じこもってばかりいるから、なんて言ったと思う?」

「「おたくの旦那さんてオタク?」って、親父ギャグかますのよ」

「しょうがないだろう。家に仕事を持って帰ってきてるのだからさぁ」

「でもねぇ、何日か前にゴミを出しに行ったときに、木村さんの奥さん、純くんのこと褒めていたわよ」

木村「塩谷さんのご主人ってお若いのに課長さんでしょう、立派よねぇ~。家だって中古購入とはいえ立派な家だし、立派よねぇ~」

晴子「そんなことないですよ。見掛けだけですよ」

木村「いや~立派よ、立派。立派と言えば、佐藤さんとこのだんなさんの・・・・」


「待て、待て~~~~~~その先は言うな!!」(;・∀・)

「なによ。そんな大きな声出して」

(この話って8話の主婦Aと主婦Bの会話じゃないか。ここの家を買った後で知ったのだが、木村さんの5軒隣りは小谷寺部長の家だ。ゴミを出す場所も同じだし、主婦Aが木村さんの奥さんで、主婦Bが晴ちゃんの会話じゃないかよ。)(^^ゞ

「晴ちゃん、そんな話まで木村さんの奥さんとしたの?」

「したわよ。本当のことを言って何が悪いの?」

「だからって・・・・」^^;

「言われたくなかったら、愛する奥様を満足させるテクニックでも磨いたらどう?3拍子くん?」

「あ~~急に熱出てきた。もう寝る」

「もう寝るってまだお昼よ。変な人ね」

「いいから1人にしてくれ」

「はいはい、私は食事の支度がありますからね!」

晴ちゃんは台所に行ってしまった。


(参ったな。讃岐の太陽を見てる会社の人になんて言われるのだろう・・・・)

(それよりネットで見てる日本中、いや世界中の人たちに知れてしまう・・・・)

(恥ずかしくて外なんか歩けないぞ。しばらく会社は休もう・・・・)



所変わって、頭上に満月が輝く夜道をバイクで家路を急ぐ青柳がいた。

(参ったな。こんな時間だよ。もう美佐子は寝てるだろうな)

家に到着するときには、時計の針は午前2時を指していたが、リビングの明かりは灯っていた。
(あれ?美佐子はまだ起きて私の帰りを待っていてくれたのか・・・・)

「ただいま」

「お帰りなさい、あなた。休日でもお仕事に行ってらっしゃたの?ご苦労さまです」

「い、いや、会社じゃなく「お絵かき教室」に行って来たよ」

「お絵かき教室?」

駅図面.jpg

「こないだ、今度作る駅のラフスケッチを書いたのだが、みんなに笑われてさ。絵を習いに行ってる」

「こんな時間まで?」

「ああ、熱心な先生で遅くまで指導してくれるんだ」

「なんの?」

「絵に決まってるだろう」

「まあ、ずいぶん熱心な先生と生徒なのねぇ?」

「まあな」

「その先生って、美大出の若い女の先生とかだったりしてね?」

「ち、違うよ。おっさんだよ」

「あら? 小鼻がふくらんだ」

青柳は嘘をつくと小鼻が膨らむ癖を持っていた。

「ほんとだって! 習った成果を見せてやるよ」

ラフスケッチ.jpg

 「あらま! 上手ねぇ。同じ人が書いたとは思えないほどの出来じゃない。最近帰りが遅いと思っていたらこんなことしていたのね」

「まあね」

 「手取り足取り、いろんなところを取ってもらって、教えて貰っているのじゃないの? 美大出の若い女の先生に?」

美佐子のするどい眼光は青柳の小鼻に向けられていた。

「ち、ち、違うってば!」^^;

「そんなことより、こんな時間まで俺の帰りを待っていてくれたのか、すまんね?」

「違うのよ。ちょっと新しいマシンが入ったから試していたらこんな時間になってしまったのよ。」

「入ったって? また買ったの?」

 「いいじゃないの、旦那様がこんな時間まで美大出の若い女の先生と楽しんでいるのだから、私だって楽しんでもバチは当たらないわよ」

「・・・・・・・・」

(美佐子は疑っている・・・・)


「ちょっと見てみる?」

と、言うと美佐子はさっさと服を脱ぎだした。

「おいおい?子供たちが2階で寝てるとはいえ、ここでかよ~~」^^;^^;^^;

「何バカなこと言ってるの?」

「これを見てよ!」












背中.jpg


「前もどうよ?」











ボディー前.jpg


「体脂肪率限りなくゼロのパーフェクト・ボディーはどう?」

「脂肪よさらば、筋肉さん、いらっしゃいでしょ?」

青柳美佐子(43)讃岐大学の2年後輩。勇介とは「腕相撲サークル」で知り合う。筋金入りの「筋肉オタク」である。

「はは・・・・^^; 惚れ惚れするねぇ・・・^^;」

「でしょう!このマシンを買ったのよ」

image1.jpg

「どれを買ったか、分からないくらいマシンだらけだね・・・・」^^;

とても一般家庭のリビングとは思えない光景であった。


「あなたもさぁ?たまにはトレーニングしたら?」

「若いころは惚れ惚れする筋肉美してたのに、今じゃブヨブヨのデブ親父じゃない」

「あの筋肉に惚れて結婚したのにガッカリだわよ」

「あはっ!」^^;


「あらやだ、こんな時間だわ。あなた、お食事にします?お風呂?それとも腕相撲でもする?」

「こんな時間だし、風呂入って寝るよ」

上着を脱ごうとした勇介。

「あなた、背広掛けておきますから、こちらにくださいな?」

「あら?」

羽根.jpg

「こんなところに羽根なんて・・・・・・変ねぇ?」

「ど、ど、どこでついたのだろう・・・・・・」^^;

mama.jpg

「解った!今日の「お絵かき教室」の授業で「羽根ペン」を使ったんだ。それだよ!」

「今どき、そういうの使う?羽根の生えた美大出の若い女の先生のじゃないの?」

「そんな人、いるわけないだろう」

「小鼻全開に膨らんでいるわよ?」


(美佐子は完全に疑っている。)

「何言ってるんだよ。さっさと風呂入ってこよ」


勇介は風呂に入る前から冷水を頭からぶっ掛けられた気分だった。


第12話  完

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讃岐の太陽 第11話 [讃岐の太陽]

「孫って、おやっさんの?」

「そうだよ。大きいのが「鉄郎」小さいのが「道夫」だ」

「3番目が出来たら「萌」ってなるのですかねぇ?」

「その3番目が秋に生まれるのだよ。女の子だったらそれもいいな!」

「どっちが生まれるにせよ、孫は可愛いなぁ」

「いいですねぇ。羨ましい」

「すまん! 君のところは子供は居なかったな」

「別に気にしないでください。夫婦二人で仲良くやっていますからね。」

「勝手にやってくれ」

「はい」^^;


「実はな、写真に写ってるレイアウトは私のだ」

「ちょうど初孫も生まれると知って、孫と一緒に遊べたらそりゃ~もう楽しいだろうな~と作り始めたものだ」

「途中まで作って、4年半もほっぽり出していた物だよ」

「久しぶりにやる気になって再開したのだがね」

「こないだ孫が来たときに、初めて彼らに見せたのだ」

「お孫さんたちは、喜んだでしょうね?」

「そりゃもう、喜んだのなんのって、目をキラキラさせて食い入りように見ていたよ」

鉄郎「あっ!トンネルがある!」

道夫「おお!」

鉄郎「ホームに人が立ってるね!」

道夫「おお!」

鉄郎「あれが「スナックつぼじり」か!」

道夫「あはっ!」

鉄郎「麗子さん、中に居るのかな?」

道夫「かな~?」

鉄郎「飲みに行きたいねぇ♪」

道夫「ねぇ~~♪」

鉄郎「佐々木のエロおやじはどこ?」

道夫「どこ~?」

鉄郎「アホな瀬戸山も、居ないねぇ?」

道夫「ねぇ~~?」

鉄郎「瀬戸山のか~ちゃんは、垂れ尻なんだってねぇ~」

道夫「ギャハハハ・・・・・瀬戸山のかあちゃんの垂れケツ~~」



「おやっさん?いい加減にしてもらえませんか!」(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

「お孫さんたちにまで、見てもいない妻の尻の話を言うのは」

「これでは、第9話の親子の会話となんら変わらないでしょう?」

「レイアウトって、そんなもんかもしれないね、つい瀬戸山君に乗せられてしまって脱線してしまうな」

「自分で勝手にそっちの路線に乗り換えてるだけじゃないですかね」

「だがなぁ? 孫たちのお陰で、手前に山があってはいけないことを気づかせてもらったわけだ」

 「結果的にレイアウト台ごと回転させて、3期駅はどのみち隠れてしまうので、山の高さは自由に決められるようになってしまいましたね?」

「そうなんだがな、闇雲に高さを出すわけにはいかんので、無駄にはならんと思うよ」


「実はな?私は写真のレイアウトを作ると同時期に、ブログも始めているのだよ」

「はい、それは良かったですね」

「瀬戸山くん?まだ気付かないのかなぁ・・・・」

「なんのことやら」

「「讃岐の太陽」とかさ?」

「はいはい!おやっさんも見てるのですか?「讃岐の太陽」を?」

「書いているんだよ!」

「誰が?」

「わ・た・しがだよ!」

「え~~~~~~~っ!!おやっさんが親爺ぃだったんですか?」

「そうだよ。」

「私はてっきり島くんか、話の展開次第では塩谷くんかと思っていました」

「塩谷→おやし→親爺ぃ、ってね」

「おやっさん→親爺ぃだったんですねぇ~」

「違う!小谷寺→おやじ→親爺ぃだよ」

「あは。そっちね」(^^ゞ

「だいたい、第1話の始まりからバレバレの展開だったと思うのだけどね」

「読者のほとんどは解っていたと思うよ」

「勘の鈍い瀬戸山くんだね」

「あは・・・・」(^^ゞ

「そんなんで次期部長が務まるのかなぁ」

「そんなこと言わないでくださいよ」(^^ゞ

「だったら、おやっさんが親爺ぃさんと解ったところで、聞きたいことがあるのですが、いいですか?」

「かまわんよ」

 「このレイアウトを作りだしたのが2007年の8月、2008年8月にこのお孫さんたちの母親である娘さんの結婚式がありましたよね?私も呼ばれたのでよく覚えているのですが。」

「ああ」

「上の子は、ハネムーンベイビーで翌年6月に生まれたわけですよね?」

「な、な、なにが言いたいのだ。瀬戸山君?」(^^ゞ

 「と、なると、レイアウトを作り始めた時は、お孫さんが生まれる予定はまだ無かったのではないですかねぇ?」

「あは・・・」(^^ゞ(^^ゞ

 「孫と一緒に遊びたいなんて綺麗ごと言ってますが、ほんとうはご自分が遊ぶために作り始めたのではないですか~~~~~?」

「そ、そ、そうだったかなぁ」(^^ゞ(^^ゞ(^^ゞ

「読者は騙せても瀬戸山は騙せませんよ、この尻フェチエロ親父が!」

「悪かったよぅ~、もう瀬戸山君の奥さんが垂れ尻って言わないから、許しておくれ?」



「あっ!急用を思い出したので私は行くよ。あとはよろしく頼むよ」(^^ゞ

「わかりました」
(形勢不利とみたら、さっさと逃げる気だな)

「おっと、大事な事を忘れるとこだった」

「これを見てみろ?」

tuboziri0022.jpg
画像提供 「善次郎の休日」

「作業道だよ!」

「坪尻駅ホーム前の山に、作業道があったんだよ」

「現地調査に行って来た善調査部長から貴重な情報を持って帰ってくれたのだよ」

「善くんのHPに詳細が載ってるから見るといいぞ」

「「坪尻駅」と「続・鮎苦谷川」だ」

「工事変更箇所が出たから、青柳くんにも知らせてくれ?」

「土木課は忙しくなるぞ!戦場だぞ~!」


第11話  完

<あとがき>
ネットで「坪尻駅」の情報を集めているときに、「善次郎の休日」とうHPを見つけました。
その中に上の画像がありました。
現在の国道32号からの山道とは違う道があったのです。
画像では駅舎が見えないのですが、坪尻駅になった後に撮られた写真と思われます。
この作業道を使って、足りない土砂や資材、レールなどを運んだものと推測されますね。
画像を快く提供していただいた善次郎さん、ありがとうございました。
お礼と言ってはなんですが、土讃鉄道会社第2調査部部長ポストをご用意させていただきました。(笑)

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讃岐の太陽 第10話 [讃岐の太陽]

「答えは、最初に行った山で簡単に見つかった」

「簡単に見つかったって、4年半掛けて見つけたのではなかったのですか?」(^^ゞ

「山に行った理由は2つあった」

「私が、四国の山でなく、わざわざ遠くの北アルプスや南アルプスまで行った理由が分かるか?」

「わかりませんが・・・・」

「四国の最高峰といえば石鎚山の1,982m。」

「低いのだよ。」

「3、000mクラスの山でないと一つ目の答えは出なかったのだ」

「もう1つ、私の中では見てみたいものがあったのだよ」










「山ガールだよ!」

「山ガール??」

「この辺の低い山なんて、行ったところでジジババしかおらんだろ?」

「ここに比べ、北アルプスや南アルプスは「山ガール」がわんさか居たぞ」

「特に北アルプスはレベルの高い山ガールの宝庫だったなぁ」

「どの娘の後を付いていくか迷った、迷った」

 「山登りをする娘は、大臀筋、中殿筋、僧帽筋が自然と鍛え上げられているから、お尻が「ピッ」っと、上がって、いい尻しとった」

「その後を付いて行ってみろ?ここ10数年「ピクリ」ともせんかった、眠れる獅子と言われる・・・・」

「また、そこか~い!」(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

「おやっさんの尻フェチ話はもういいですから、話を続けましょうよ?」

「なに言っとる!」

「読者はこういう話を期待して読んでいるんだぞ」

「モニターを眺めながら「ニヤッ」っと、薄ら笑いを浮かべて読んでいるだよ」

「じわじわではあるが、訪問者数も確実に伸びているだろう?」

「検索エンジンからなんて誰も来ていないのになぁ、皆さんよう見つけてくるもんだ」

 「せっかく来てくれた読者の方に、瀬戸山君の女房みたいな、一日中家の中でごろごろしてる奴の垂れた尻の話など誰も読まんぞ」

「そんな尻の話を書くものなら、「つまらん!おまえの話はつまらん!」って、お叱りメールが来るんだぞ」

「読者あっての「讃岐の太陽」を忘れるでないぞ」

「誰の尻の話をしているんですか? おやっさんは私の妻に会ってもいないのに、適当なこと言わないでくださいよ?」

「そういえば、まだ瀬戸山君の奥さんを紹介してもらったことないなぁ。」

「うちはお互いバツイチ同士で結婚式も挙げませんでしたし、妻はあまり人前が苦手なんですよ」

「そうやって家に閉じこもっていると、垂れ尻になってしまうよ?」

「もう尻の話はやめましょうよ」

 「だいたい、「讃岐の太陽」って、鉄道模型のレイアウト製作記の物語なのに、エピソードの比率が多過ぎませんか?」

「10話まで進んでいるのに、製作の話があったのはたったの1話のみですよ。1割じゃないですか?」

「製作って、1日2日で進むもんでもなかろう」

「製作記事を載せられるまでの繋ぎにしぶしぶ書いているんだよ、しぶしぶ」

「そうは思えませんけどね。どう見てもエピソードを楽しんで書いていませんか?」

  「まあね!エピソード書くのって面白いしな。次々アイデアが沸いてきて、こう書けば笑ってもらえるかな?とか、ここにこう書いておいて、後でひっくり返してやろうかとか、考えてると楽しいのだよ。」

「こういう状態を「作者ハイ」って言うのかな?」

「おやっさん、親爺ぃでもないのに、なに言ってるのですか?」

「そ、そうだったな。ついムキになってしまった」

「で、話はどこまでだったかな?」

「え~と、山から帰ってきて工事再開のところですね」

「そそ、そこね!」

 「工事再開をすることになった時に、佐々木君が私の部屋にやって来て、坪尻の工事の邪魔にならない所に、小屋を建てさせてくれって言ってきた」

 「話を聞くと、天涯孤独の身寄りのないば~さんが居るのだが、老後の資金が国民年金だけじゃ不安だから、その小屋をスナックにして、ば~さんの小遣い稼ぎをさせて欲しいってな」

「私は古い人間だから、現場に女は災いを起こすから置けないと断ったのだが・・・・」

 「佐々木君は、「頼む!可哀相なば~さんの人助けと思って小屋を建てさせてくれ?」って、土下座をして私に頼み込んだのだよ」

「あの佐々木部長が、土下座ですか!」(*_*)

「あの佐々木君に、土下座までして頼まれれば断ることも出来ないだろう」

「その小屋が「スナックつぼじり」ですね。おやっさんにしては珍しい事をするもんだと思っていました」

「そこで働くば~さんが麗子さんだな」

「麗子さんは昼間はパッとせんが、天才的な化粧テクニックの持ち主だろう?」

「は、はい」^^;

「店はあっという間に連日大繁盛だよ」

「美佐子さんがあれだから、青柳くんが夢中になるのも分からないわけではないがな」

「確かに・・・」^^;

「だがなぁ、麗子さんのあれは、化粧っていうもんじゃないぞ」

「「ざわちん」だって、あそこまでは化けられないぞ」

「ファンデーションを一日一個使って、分厚く盛ってるのですかね?」

「あれは人間じゃない、魔物の化身した姿だよ。」

「魔物って・・・・」^^;

「君も気をつけろよ?」

「はい」

「とか何とか言って、私もたまに目の保養に通っているけどな」(^◇^)

「あらま」

「話を続けるぞ?」

「いい加減、山ガールも見飽きて工事再開に、漕ぎ着けたわけだ」

「私たちはおやっさんの趣味に振り回されて、4年半も待たされた訳ですね?」(^^ゞ

「そういうことだね」(^^ゞ

「再開当初は、坪尻の山は低くても秘境感が出せる自信があったのだがなぁ」

「これだよ、これ?」

P1030313.JPG

「この子たちは誰なんですか?」

「私の孫たちだよ」



第10話  完


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讃岐の太陽 第9話 [讃岐の太陽]

「多度津駅?」

「そうだよ」

「「総括部長を決めるジャンケン大会の時、私が勝ったの覚えているだろう?」

「はい」

「この会社は意見が分かれた時は、後腐れが無いようにジャンケンで決める約束事があるな?」

「はい」

「佐々木君とは入社以来よく意見が衝突してな、今までに568戦もやっている」

「佐々木君はジャンケンがめっぽう弱くてな、567勝1敗、私の圧勝だよ」

「佐々木君は最初に必ず「グー」を出す癖がある。私が「パーを出せば必ず勝つわけだよ」

「それなのに1敗って?」



「このレイアウト工事の話が出た時だ」

「社長室に、第1建設部長の白石君、第2建設部長の私、そして第3建設部長の佐々木君が呼ばれ。」

「社長が1650mmx900mmの真っ新なレイアウト台を前にこう切り出した」

 「このスペースに君達に一駅づつ作って貰い、それぞれの駅を線路で繋いでレイアウトを完成させてほしい。各自自由な構想で結構だが、「夢のあるレイアウト」を作ってもらいたいとな」

「言うなれば「社内コンペ」みたいなもんだな」

 「私は迷わずスイッチバックのある「坪尻駅」、白石君は珍しい橋上駅の「土佐北川駅」、佐々木君は本社のある「多度津駅」と決めたのだ」

「このレイアウトは奥が壁で動かすことが出来ないから、見る方向は一方向からしか見られない」

 「そこで、奥、真ん中、手前と三分割して使うことにしたのだが、場所取りで私と佐々木君で揉めたわけだよ」

 「私は、作るからには手前に坪尻駅のスイッチバックを配置して、特異の走行を間近で見てもらいたいし、佐々木君は目立ちたがり屋なので目立つ手前がいいって言うのだよ」

 「白石君は部長になったばかりで、「私は奥で結構です。」って、私らに遠慮して奥を選んだのだが、手前と真ん中の場所取りで私と佐々木君のジャンケン勝負になったわけだ」

「この時、私は後にも先にも初めてジャンケンで佐々木君に負けたのだ」

「「パー」を出せば楽勝だったじゃないですか?」

片手.jpg

「それが、あの時はタバコを指で挟んでいてな。「パー」が出せんかった」

「持っていない方の手でやれば良かったのではないですか?」




両手.jpg

「両手に持っていたんだよ」(^^ゞ

「おやっさん、ヘビースモーカーですからね」

「こればっかは、やめられんからの」

「しかたなく、私は真ん中、佐々木君が手前ってなったわけだよ」

「そこで、8話の写真がそれだよ」

 「私は線路を配置し始め、白石君はまだ工事に着手して無い状態で、佐々木君はさっさと線路を配置して建物を配置しようとしていたのだが・・・・」

 「その建物と言ったら、●チンコ屋、キャバ●ー店、ピン●ロ店、ファッションヘ●ス店、●ープランド店、果ては●ブホテル、個室●デオ店、●トリップ劇場を配置するんだと言うのだよ」

作者注・・・実際の多度津の町は違いますよ。

「「男の夢」のレイアウトだって、言ってな」

 「確かに「男の夢」と言われれば、そうかも知れないが、「夢のあるレイアウト」とは意味を履き違えてないか?」

「そうですね。そんな駅が出来れば行っちゃうかも知れませんけどねぇ。」(*^_^*)

「出来あがったレイアウトを親子が見てどう思う?」


「ねえ?パパ、●チンコ屋さんてあるけど、おチ●チンを売ってるお店なの?」

 「ねえ?パパ、家のゴミ箱に、ここにあるファッションヘ●ス店の「●●子」って書いてある名刺が、たまに捨ててあるけど誰が捨てたのかなぁ?」

「ねえ?ママ、こないだここにある●ブホテルから、ママと知らない男の人が出てきたよねぇ?」」

「ねえ?ママ、ママが若いころ、ここの●トリップ劇場のトップダンサーだったのはパパに内緒なんだよねぇ?」


「そんな会話をする親子なんて、微笑ましいわけないだろう?」

「家に帰ってからの修羅場が想像できますね。」^^;

「鉄道模型レイアウトって、そういうもんじゃないだろう!」

 「子供たちが目をキラキラ輝かせて、小さな車両が鉄橋を渡ったり、トンネルから出てきたり、駅に停車する様子を見つめて胸ワクワクするもんじゃないかね?」

「そうですよ!」

 「社長もこの話を聞いて「佐々木君には困ったもんだ。このままではこのレイアウトは子供たちに見せられない。」と、困惑していたよ」

 「そこで私は各部長がバラバラでやるのではなく、総括本部長の下、統一したレイアウトを作ればいいのではないかと言ったのだ」

 「総括本部長に名乗りを上げるのは、私と佐々木君しかいないし、タバコさえ吸っていなければ私が勝つに決まってるようなもんだからな」

 「案の定、私が総括本部長に決まり、坪尻の山を作ることも出来ないくらい線路を拡張していた佐々木君の工区の線路を撤去してもらったのが1回目だよ」

「佐々木君の作る駅も、町中の駅ではなく山間の駅ってことになった」

 「作業の関係で、奥の土佐北川駅を先に作り、次に真ん中の坪尻駅を作って行ったわけだが、問題が出てしまったのだな」

「坪尻の山が作れないのだよ」

 「秘境感を出すためには高い山を作らなければならない、そうすると坪尻駅はもちろん土佐北川駅まで見えなくなってしまう」

「最初に気付かなかったのですか?」

 「私は土木上がりの人間だから、山を崩して平地にするのは得意だが、平地から山を作ることはやったことが無かった」

「3次元の創造が思い描けなかったのだよ」

「私のミスだ!」

「このままでは完成はおろか、作業が進められなくなってしまった」

 「社長にこの事を言うと、「君にこのレイアウトの総括責任者を任せたのだから、無期限工事停止になっても構わないから、名案を考えてみなさい? 「山」で悩むのなら、答えは「山」にあるのではないかな?」っと、言われたのだよ」


「私は工事停止を決めて、山へと向かった・・・・答えを求めにな」


「その答えを見つけるのに、4年半も掛ってしまったが、名案が見つかったのだよ」


「山は低くても、高さは出せるってことをな」


第9話  完

<あとがき>
僕にとって、このレイアウトは最初で最後のレイアウトです。
あれも作りたい、これも作りたいと、詰め込み過ぎてしまったために、地形を作るスペースが無くなってしまいました。
本来なら始めにミニレイアウトを作ってから、本格的なものに挑戦すべきなんでしょうね。











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